国際交流委員会第3回研究会のお知らせ

 コミュニティ政策学会国際交流委員会では、変化する時代社会における地域コミュニティの在り方を基底として今後、「新たな福祉社会」、また連携に基づく強靭な地域社会がどのように展望できるかについて、各国また日本の動向について研究している報告者を内外から迎えて研究会を実施いたします。ぜひご参加ください。

第3回 国際交流委員会研究会

<日時>             2021年9月11日(土)        15:00~17:00

<報告者>          加藤 壮一郎先生 (神奈川県政策研究センター)

<報告題目>       デンマーク・地域レベルにおける社会的包摂アプローチ

         ~社会住宅地区の事例を中心に~

2010年10月、デンマーク政府は、非西欧系移民の居住率が50%を超え、生産者人口の40%以上が失業し、18歳以上の地区住民の犯罪率が2.7%を超える社会住宅地区を、「ゲットー(Ghetto)」と公式に呼称して、国内で大きな論議を呼びました。

高度経済成長時代に、ル・コルビジェの「輝く都市」の理想を模したデンマークの社会住宅団地が、なぜ「ゲットー」と呼称されるまでの変貌を遂げたのか?また、近年、移民・難民層を中心とした社会的脆弱な立場にある人々への「社会的包摂」の試みも実践されています。戦後デンマークの社会住宅地区における住宅・社会政策の変遷を辿ります。

<ご参加> 

ご参加いただけける場合、下記にご連絡ください。Zoomご招待のURLをご送付させていただきます。

jacp_kokusai@yahoo.co.jp

当日は、報告と質疑応答が予定されています。ご参加いただき、相互によい意見交換、交流ができることを願っております。よろしくお願い申し上げます。

<今後の予定日程>

第4回 12月11日(土)        森 周子先生 (成城大学 経済学部)

「ドイツの雇用・福祉政策のローカルガバナンスの変容 ―就労困難者に向けた政策を中心に―」

 第5回 2022年2月       実施予定(調整中)

<連絡先>

福山市立大学 都市経営学部 前山総一郎 

〒721-0964 広島県福山市港町1丁目2-19

電話  084-999-1104(研究室) e-mail  s-maeyama@fcu.ac.jp